この記事はこんな先生におすすめ

受身形、“なんとなく作れている”けど…説明となると少し不安、
ということはありませんか?
FOR TEACHERS
✔ 受身形の作り方をグループ別に整理したい
✔ Ⅰグループの「i→a」の変化で混乱しやすい
✔ 「言います/使います」などの例外があいまい
✔ 授業前にサッと確認できる形でまとめたい
受身―活用早見表

まずは全体の形をざっと確認してみましょう。
| グループ | ます形 | 受身形 | 特別な変化 |
|---|---|---|---|
| Ⅰグループ | 聞きます | 聞かれます | i ➡ a + れます |
| 言います | 言われます | i ➡ わ + れます | |
| Ⅱグループ | 食べます | 食べられます | ます ➡ られます |
| 見ます | 見られます | i だけどⅡグループ | |
| Ⅲグループ | 来ます | 来られます | 読み注意「こられる」 |
| します | されます | そのまま覚える |
受身とは?

受身形は「動作を受ける側」を主語にする表現です。
まずは形を押さえ、そのあと意味・使い方につなげていきましょう。

受身文の作り方と助詞の変化|間接受身までわかる仕組みを解説【日本語教師向け・図解】
「受身って、なんとなくはわかるけど、いざ教えるとなると不安……」そんな日本語教師の皆さんのために、この記事では受身文の基本的な仕組みをイラスト付きででわかりやすく整理しています。
Ⅰグループ活用
聞きます・話します・待ちます・取ります・呼びます 等
【Ⅰグループ(ますの前i)】
① i ➡ a
②ます➡れます
① i ➡ a
②ます➡れます

Ⅰグループの動詞は、ますの前がiですね。
受身形にすると、iはaになります。


さらに、「ます」は「れます」に変わります。

Ⅰ「聞きます」の受身動詞
聞かれます
聞かれません
聞かれました
聞かれませんでした
※特別なⅠグループ動詞の活用
言います・使います
【※特別なⅠグループ】
①ますの前「い」➡「わ」
②「言います」「使います」➡「言われます」「使われます」
①ますの前「い」➡「わ」
②「言います」「使います」➡「言われます」「使われます」

Ⅰグループ動詞「言います」「使います」は特別です。


ますの前のiをaに変えると…


「言あれます」はおかしいですね。
この場合、「あ」ではなく「わ」になります。

Ⅱグループ活用
食べます・褒めます 等
【Ⅱグループ(ますの前e)】
①ます➡られます
①ます➡られます

Ⅱグループの動詞の活用は簡単です。
「ます」は「られます」に変わります。


「褒めます」も同様です。

✓Ⅱ「食べます」の受身動詞
食べられます
食べられません
食べられました
食べられませんでした
※特別なⅡグループ動詞の活用
見ます・います
【※特別なⅡグループ(ますの前i)】
①ますの前 i 。でもⅠグループではない。
②ます➡られます
①ますの前 i 。でもⅠグループではない。
②ます➡られます

「見ます」や「います」などはますの前が「i」ですが、Ⅰグループではありません。Ⅱグループ動詞です。
活用は、Ⅱグループ動詞の活用と同じです。

Ⅲグループ活用
来ます・します・〇〇します
【Ⅲグループ】
① 来ます(きます) ➡ 来られます(こられます)
② します ➡ されます
① 来ます(きます) ➡ 来られます(こられます)
② します ➡ されます

Ⅲグループ動詞は二つ!
これらは、読み方に気をつけてこのまま覚えましょう。

✓Ⅲ「来ます」の使役動詞
来られます
来られません
来られました
来られませんでした

✓Ⅲ「します」の使役動詞
されます
されません
されました
されませんでした
まとめ|受身動詞はⅡグループになる
受身動詞は、Ⅱグループの動詞。
Ⅰグループ動詞「聞きます」
受身動詞➡聞かれます【Ⅱグループ】
受身動詞➡聞かれます【Ⅱグループ】
Ⅱグループの動詞「食べます」
受身動詞➡食べられます【Ⅱグループ】
受身動詞➡食べられます【Ⅱグループ】
Ⅲグループ動詞「来ます」
受身動詞➡来られます【Ⅱグループ】
受身動詞➡来られます【Ⅱグループ】

つまり、
いったん受身形にすると、そのあとの活用はすべてⅡグループと同じになります。
参考記事
「受身文」の記事はこちら

受身文の作り方と助詞の変化|間接受身までわかる仕組みを解説【日本語教師向け・図解】
「受身って、なんとなくはわかるけど、いざ教えるとなると不安……」そんな日本語教師の皆さんのために、この記事では受身文の基本的な仕組みをイラスト付きででわかりやすく整理しています。
「使役文」の記事はこちら

使役文の作り方・意味・使い方|許可・強制・他動詞的用法を図解で解説【日本語教師向け】
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